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私たち営業のお仕事のおはなし

私たち営業のお仕事のお話し。

仕事を始めたころから色々な人に「お仕事はどんなことをされているのですか…」
と質問される度に、私たち営業のお仕事が世間一般で言われているような B to B ※1、B to C ※2 と言った営業職ではないため、説明が難しいなぁ…と思うこともしばしば…。

フィリピン共和国にある協力会社が養殖するゴールデンパール(南洋真珠)を現地に行って買い付け、世界中のジュエリーマーケットに卸売り販売するのが、私たち営業のお仕事です!と話すと海外を渡り歩く営業マンという印象を持たれるかもしれませんが、私たちが実際に行っている仕事は、職人さんのような仕事が大半を占めています。

南洋真珠を買って売って利益を得るという営業的な要素の前に、養殖場で何千、何万と収穫されるゴールデンパールを一つずつ、色や形、輝きと傷といった真珠の価格を決める要素ごとに手作業で選別し評価しています。
これらを元に収穫物の評価表を作って、ゴールデンパールの出来具合を養殖場の技術職員に説明し、今後の真珠養殖に活かしてもらうようにしています。

南洋真珠の選別評価は、ダイヤモンドのように国際的な選別基準がありません。そのため、私たち自らが目視で自分達の経験則を元に一つずつ丁寧に検品して行く術は、まさに職人さんのような仕事です。
機械的な仕事ではなく、経験則頼りの地道な仕事を繰り返すため、集中力を維持したり、選別を一定に保つ難しさを感じる時もありますが、自分の選別一つで売上高が左右される責任感と高揚感を感じることでモチベーションにつなげています。時折、養殖場の工場長からは、選別している人の親指次第でしょ…と言われると背筋がピンと伸びる次第です(苦笑)。

買い付けてきた真珠は、今のマーケットの動向に会うように細かく再選別しています。社内でも「色の切れ目が縁の切れ目…」と呪文のように繰り返し言われているため、特に金色の色目と質感にこだわりを持ちながら再選別しています。HPにも掲載されているように、私たちはゴールデンパールを8色の色目に分けて、国内外の真珠取り扱い卸売り業者へ販売したり、真珠の国際的な入札会に出品しています。

職人さんのように地道な仕事の繰り返しが続くからこそ、収穫された真珠の中に見たことのないような輝きと色を持つゴールデンパールがあったり、示談商売でお客様から「にくい選別しているね…」とおほめ?の言葉をいただいた時、国際入札会で予想以上の高値が付いたり、たくさんの応札があったりした時は喜びも爆発!この仕事を続けて来たからこそ、自分自身の喜怒哀楽がさらに豊かになった印象があります(笑)。

南洋真珠を国内外に販売する営業職でありながら、南洋真珠を養殖する協力会社との関係があることから、販売するだけでなく養殖する現場にも携われて、生産品の評価や今後の養殖に関する方向性のお話だったりと、南洋真珠の養殖から販売まで関わることができる、世界一の南洋真珠マイスターを目指して奮闘できるのが、私たちカラミアンパールの営業職です。

※1 Business to Business の略称 企業対企業とのビジネス
※2 Business to Consumer/Customer の略称 企業が一般消費者をターゲットにするビジネス

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